龍輝学園の成り立ち

 

龍輝学園は元々、当学園創設者の星花龍華が「虐待を受けた人を癒したい」という想いのもと行っていた児童虐待防止活動に由来しています。

 

龍輝学園が発足する以前、私たちは虐待防止活動を行うNPO法人として、虐待を受けた人へのカウンセリングを行っていました。

しかしそこに来られるのは、「人を殺しました」とか、「うちの子が誘拐されたんです」といった、私たちのような民間団体にはどうしようもない相談ばかりでした。

そして当時は「30分無料カウンセリング」というものを行っていたのですが、実際に相談に乗っても、「たった30分で足りるわけない!」と怒られたり、「なんでもっと私のことを見てくれないんですか!」と逆上されたりなど、相談に乗れば乗るほどこちらが疲弊してしまうばかりだったのです。

 

そんなある時、ふとしたきっかけで始めた「占い」という仕事。

実際に占いを始めて、お客さんの悩み事や相談を聞いてみると、初めは「お仕事が上手くいかないんです」とか「人間関係に困っているんです」といった内容で気軽に来られるのですが、よくよく話を聞いてみると、実は過去に虐待を受けていた経験があったり、今まさに夫からDVを受けていたりと、深刻な悩みを抱えているケースが非常に多かったのです。

そういった過去の辛い体験やトラウマによって自己肯定感をなくし、仕事で結果を出せなかったり、つい他人に依存してしまったり、感情のコントロールがうまくできなかったりという結果を引き起こしてしまっているのです。

「占い」という事業を始めてから、こういった潜在的な問題の存在を初めて知ることができました。

 

悩みを聞いて、それに対する解決策やアドバイスを提供する。やっていることは同じなのに、「カウンセリング」と「占い」とでは、来られるお客さんもその相談内容もまるで違っていました。

「無料カウンセリング」に比べ、「占い師」というお仕事は基本的にお金を頂いて行うものです。

つまり、お客さんも悩みを相談することで満足していただけ、こちらも虐待を受けた方の相談に乗りつつ、それを仕事として活動を継続し、社会貢献ができるという、双方にとってウィンウィンな関係を築くことができました。

「カウンセリングはハードルが高いけれど、占いであれば気軽に相談できる」

龍輝学園はそういった視点から、お仕事としての「占い師」の可能性を信じており、一人でも多くの女性が「占い」を通して人の悩みを解決し、その方自身も自立して活動できるような環境を提供したいと思い、現在の事業を行っています。

 

 

 

みんなが主役に

 

私たちは、「人は誰もが天才である」という前提のもと、その才能を活かしてその人がその人らしく輝き、自立できるように支援する、という考えを根底に置いています。

絵がうまかったり、歌がうまかったり、スポーツができたり、気配りができたり、聞き上手だったり……。

龍輝学園は、みなさんが持つそれぞれの才能や感性を活かして、自然にのびのびと学べるような環境づくりを心がけており、スピリチュアル系のスクールでありがちな、「私が師匠であなたは弟子よ」といった権威主義的な思想とは無縁の、あくまでも「みんなが主役」になれるような学園を目指しています。

 

 

自分を見つけ、感性を磨く

 

当学園に来られる方には、感性が分からなくなってしまっていたり、感情表現が苦手だったりする方が多くいらっしゃいます。

そしてその理由として、幼い頃に虐待やいじめを受けていたり、大切な人を亡くしてしまったりなど、過去のトラウマに起因することが少なくないのです。

泣いたら殴られたり、笑ったら怒鳴られたり、あるいは親が離婚してとても悲しいのに「お母さんを支えてあげてね」と強くあることを求められたりなど、自分の感情を抑圧されて過ごしてしまっているうちに、知らず知らずのうちに感情表現が苦手になり、感性が鈍ってしまうのです。

 

人が幸せになるためには、その「幸せ」を感じることが必要で、幸せを感じるためには自分の「感性」を磨くことが必要不可欠です。

自分は何が好きで何が得意か、あるいは何が嫌いで何が苦手か、あるものを見た時にどう感じ、それをどのように表現するかなど、そういった感性を磨くことで生活が豊かになり、巡り巡って他人も幸せにすることができるのです。

 

 

「占い」という手段

 

例えばタロットカード占いで、引いたカードの絵柄から何を感じるか、そして、それをお客さんにどのように伝えるか。

目の前の情報から何を感じて、どう表現するのかといった感性を養うのに、「占い」は最適な手段です。

 

例えば占い師に占ってもらって、「あの〜、多分いついつにこんなことが起こるって視えたんですけど……、いや、間違ってたらすみません……」などと自信なさげに言われても、こちらは不安になることでしょう。

それよりは、「いついつにこういうことが起こるって視えたので、気をつけてください」とハッキリ伝えられた方が、こちらとしても気持ちがいいものです。

 

占い師として活動するためには、自分の視えたものに自信を持ってお客さんに伝える必要があります。そしてそのためには、何よりも自分自身が、自分の感性を心から認め、肯定してあげる必要があるのです。

占いはまさにこういった自分の感性が重要な仕事であり、自分の感性を磨き、それを信じ、お客さんに伝えることで、お客さんに感謝され、お仕事として社会に貢献することができるのです。

そういった経験の積み重ねによって、自分の感性も磨くことができ、自己肯定感も上がり、メンタル面だけでなく、経済的な自立も果たすことができます。

 

虐待を受けた人を救いたい、という想いから始まったこの占いスクールは、女性でも短期間で学び、実践することのできる手段として「占い師」という選択肢をご提供し、おかげさまでこれまでにたくさんの受講生さんに喜んでいただくことができています。

 

肩肘張らず気軽に、けれどもしっかりと中身のある学びを得られる場所として、ぜひお気軽に龍輝学園にお越しください。