第3回上級スピリチュアル講座 リーディング・チャネリングの基礎(1) 先生目線の記事 前回の記事で、スピリチュアル系ビジネスについてお話をいたしました。 スピリチュアルと言ってもやはりビジネス、決して他のビジネスとかけ離れたものではない、ということがお分かりいただけたかと思います。 そして、スピリチュアルな要素とビジネス要素のバランスが非常に大事である、ということもお話しました。 ここからはより本格的なスピリチュアル技術と知識についてお話をしていきます。 占い師の準備もやはりスピリチュアル的 以前も少しお話したかもしれませんが、占い師やヒーラーなどのスピリチュアル的な能力を生業としている人は、決して生まれつき特殊な能力を備えている人たちばかりではありません。もちろん、そういう人もいますが。 この世に生を受けた全ての人がスピリチュアルな特質を持っていますし、その能力をしっかりと鍛え上げた人が、スピリチュアルを職にすることができるのです。 確かに他の職と比べると、ちょっと特殊に移るかもしれません。しかし、そんなスピリチュアルを職にしている人、例えば占い師も、毎日薄暗い部屋の中で呪文を唱えたり、山に篭って修行をしているわけではないのです。 例えばプロスポーツ選手。どんなスポーツでもプロともなれば激しいトレーニングは欠かせませんし、それ以上にいつも自分の専門分野のスポーツのことが頭から離れないでしょう。野球しかりサッカーしかり。 しかし、一旦オフになると一般の人と同じように家でゴロゴロしたり、買い物に出かけたり、デートしたりと普通の生活を営んでいるはず。 いざ練習、いざ本番となった時に初めて入念にストレッチをしたり、軽いトレーニングをすることで身体を鳴らしていくのです。 プロ野球選手ならばキャッチボールやバットの素振り、サッカー選手ならばダッシュやリフティング、パスの練習・・・でしょうか? そうして徐々に本番の試合などに向けて頭のスイッチをオフからオンに切り替えていくわけですね。 実は占い師も同様なのです。一旦仕事から離れると、スピリチュアルな意識を忘れて、プライベートをしっかり楽しみます。 さあ、仕事だ!という時に初めて意識をスピリチュアルにしていくのです。さて、ここで出てくる疑問です。 占い師は、仕事前にどんな準備をする必要があるのか? 占い師は、プロスポーツ選手のように入念に準備運動やストレッチなどをする必要はありませんが(中にはそうする占い師もいるかもしれませんが)、ある特殊な準備が必要になります。 その準備はグラウンディング、センタリングと命名されています。 これらはスピリチュアルな活動を行なう上で極めて重要な役割を果たすものであり、どんな占い師もヒーラーも必ずこれらの準備を行なった上で仕事に取り掛かることになるのです。 では、グラウンディング、センタリングって一体どんなことをするのか? うーん・・・ちょっと説明は難しいです・・・ もちろん言葉を駆使すれば、グラウンディング、センタリングについて、詳しく解説することは可能です。おそらくご理解いただけるとも思います。 しかし、どんな言語も決して万能ではありません。これらについてどれだけ紙面を使って解説しても100%あなたに伝えることは不可能であると私は考えています。 それにグラウンディング、センタリングについては、頭で理解してもあまり意味がないとも思うのです。 従って、ここではこのグラウンディング、センタリングという名称だけを頭に入れていただければ、と思います。 さて、このグラウンディング、センタリングによる準備運動を終えて準備完了、いよいよ仕事開始です。 占い師が最大の能力を発揮するために必要なこと 占い師はどんな場所で仕事をするか。あなたはどんなイメージを持っていますか? 薄暗い部屋に幾何学文様のテーブルクロスに覆われた小さなテーブルが1つ、テーブルにはタロットカードもしくは水晶玉・・・ いかにも!な仕事風景で、どんな悩みもなにやら不思議な力で解決してくれそうな感じがします。 さて、この「いかにも」な雰囲気の仕事場、占い師にとって有利か不利か? もちろん有利です。仮になんの装飾もないただの事務机が狭い部屋にポンと置いてあるだけの部屋では、どんなに優秀な占い師であってもお客はつかないでしょう。 占いという仕事には、そのイメージに合うような雰囲気を醸し出す部屋が非常に重要ですが、それ以上に重要なことがあります。 それは自分が仕事をしやすい、能力を発揮できるスペースや雰囲気を作り出すことです。 占いとは第六感(感情)を極限まで駆使する仕事、居心地が悪い部屋で自分の能力を発揮できるはずもありません。占いに限らず、多くの仕事でもきっと同じことが言えるはずです。 占い師と心理カウンセラーの違い さて、ここからは占い師という仕事についてさらに深くお話していきたいと思います。 あなたはどんな時に占い師を訪問しようと思いますか? 多くの人はきっと、仕事やプライベートで大きな分岐点に立たされた時、何かしら悩みを抱えた時に占い師のもとを訪れるのではないでしょうか。 例えば仕事の場合、今の会社を辞めるか否か、どの会社に就職するべきか、起業したいがうまくやっていけるかといった内容が主な相談パターンでしょう。もちろん他にもあるでしょうが。 プライベートだと恋愛や結婚、家庭のこと、友人のこと、子供のこと等が相談パターンですね。 しかし、誰もが占い師のもとを訪れるわけではありません。誰にも頼らず自分で答えを導き出す人もいますが、心理カウンセラーに相談する人もいるでしょう。 占い師と心理カウンセラー、もちろん優劣をつけるわけでもありませんし、つける意味も全くありません。 もちろん両者に違いはあります。どう違うか? ここで、心理カウンセラーと占い師の比較をしてみましょう。比較することで、占い師という仕事をより知っていただくことができると思います。 ・心理カウンセラー:相談内容を聞く中で相談者に共感し、そこから答えを引き出す。 ・占い師     :相談内容を聞き、相手と同じ気持ちになる(同調する)。 心理カウンセラーの場合、相談者の相談内容や悩みに共感し、相談者が望む最も望ましい解決方法を相談者自身に気付かせることに注力します。 相談者は自身の持つ悩みに頭を支配されてしまっているため、他のことに考えが及ばない状態になっています。そのため、カウンセラーによる外からのアプローチで、相談者自身がすでに持っている解決策に気付かせるように仕向けるというわけです。 この時、カウンセラーは相談者に同調してはいけません。相手と同じ感情になってしまっては、外からのアプローチができなくなってしまいます。 一方占い師は、相談相手に同調することに大きな特徴があります。シンクロするとも言います。 例えば、相談者は自分の悩みを占い師に打ち明けます。この時、相談者は一切の隠し事を禁じられます。感情をむき出しにし、自分の悩みにそこから得られる感情の全てを占い師にさらけ出すのです。 高ぶった感情により自然と目から涙が溢れる人、人目をはばからず号泣する人もいます。それでオッケーです。 その後相談者は、自身の本当の感情に気づき、結果的に悩みの解決につなげることができるのです。 先ほども言ったように、心理カウンセラーよりも占い師の方が優れている・・・なんてことをいうつもりは全くありません。 ただ、心理カウンセラーの悩み解決はより表面的、占い師は相談者の深層心理深くに訴えかけるという点で大きく違うと私は思っています。 最後に 数十年もの時を重ねて科学が極限まで発達した現代、ものすごく便利な世の中になった一方で、人間がその発達に追いついていないように思います。 だからこそ、現代人の悩みは本当に多種多様、100人いれば100通りの悩みがあるのです。 もちろんそれらを分類分けすれば、ある程度悩みを単純化することができ、そこから解決策を指南、あるいは相談者自身が解決策に気づくように働きかけることもできるでしょう。それは、心理カウンセラーにしかできないことです。 しかし、どれだけ科学が発達しようとも人の深層心理が時代とともに変化することはありません。 いつの時代も本当の自分はたった1つであり、そこにこそ究極の幸せが眠っているのです。 もしあなたが生まれつき霊的な資質を持ち合わせており、自分自身の深層心理を読み解く術を持っているならば話は別ですが、そうでなければ、そのことに自分で気づくことはできません。 そこに導くのは占い師にしかできないことなのです。もしあなたが、自分の悩みを解決し、本当に自分、本当の幸せに目覚めることを望むならば、ぜひとも我が龍輝学園の門を叩くことをお勧めします。